2014年 第5回 高校生の建築甲子園 審査経過 | 公益社団法人 日本建築士会連合会

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2014年度 第5回高校生の建築甲子園

1.審査基準/審査方法


建築甲子園の審査

(1)評価点について
・テーマの理解度(人間味や取り組み姿勢を加味)、具体性、独創性、表現力(プレゼン)等

(2)審査方法/審査の進め方
野球の甲子園と同様に、抽選による対戦組み合わせを設定し審査を進める。
第1回戦、2回戦の審査では、ベスト8進出をかけて戦う13校を審査員の協議により選出する。
強豪校同士が早い段階で激突することを避けるため、予めシード校3校を選出し、ベスト8から登場させ、最終的に勝ち上がり2校による決勝戦で優勝校を決定する。

■第一回戦
①各委員が応募全作品についてテーマの理解度、具体性、独創性、表現力について各々A、B、C(3点、2点、1点)(○、△、×)の評価をつける。
②シード校の選出
早期での優秀作品同士の対決を避けるため、シード校を選出。
先ず各委員イチオシの作品を2~3校をあげる、全員の協議により第1シードから第3シードを選出。シード校はベスト8から登場させる。
③シード校を含め計13点を選出する。(シード校がベスト8から出るため)※対戦組み合わせ表参照
■第二回戦
①二回戦前に決勝までの組み合わせ抽選をアミダくじで決める。
②シード校を除く一回戦勝ち上がり10校が対戦し、勝者5校がベスト8へ勝ち上がりとする。

■準々決勝(ベスト8)から決勝まで
①シード校3校と勝ち上がり5校の計8校によるトーナメントとする。

■表彰作品
①優勝、準優勝、左記を除くベスト8、審査委員長特別賞、教育・事業委員長特別賞、奨励賞(左記入選外の出場全校)

2.審査経過

(1)第一回戦13:30~14:30

①先ず、審査方法に基づきシード校候補として各委員2~3点を選出
5票獲得:No.10、18、29
4票獲得:No.2、6、21、36、38
3票獲得:No.28
2票獲得:No.2、15、17、20、22、42、44
1票獲得:No.7、9、16、19、33、35、37
審議の結果、第1シードをNo.18とし、協議により、第2シードをNo.29、第3シードをNo.10とする。
2回戦進出は10校:No. 15、28、2、30、1、36、6、38、21、44

(2)第二回戦14:30~15:00

①第1試合 No.15 vs No.28  =勝者No.15
コメント: 28右上の図がなければ・・・。15圧勝

②第2試合 No.2  vs No.30  =勝者No.2
コメント:2リンゴ箱が魅力。30集落のイメージが伝わってこない。

③第3試合 No.1  vs No.36  =勝者No.1
コメント: 接戦。36街がない。

④第4試合 No.6  vs No.38  =勝者No.38
コメント:6つくるのが難しい。38島で完結しているのが分かりやすい。島おこし。

⑤第5試合 No.21 vs No.44 =勝者No.21
コメント:21非家族を集めるシステムが面白い。44ネットワークがない。発想がいまいち。

(3)準々決勝15:00~15:30

①第1試合 No.18 (第1シード)vs No.15 =勝者No.18
コメント: 15単純。パターン化されている。ネタとしてはうまい。

②第2試合 No.1  vs No.2  =勝者No.1
コメント: 2インテリアはうまいがいまいち。青森のアピールがうまい。1地域性の表現がうまい。

③第3試合 No.29 (第2シード)vs No.38 =勝者No.29
コメント: 29鳥の目視点が良い。ちゃんと建物が建つ。38新建築になってしまった。

④第4試合 No.10 (第3シード)vs No.21 =勝者No.10

(4)準決勝15:30~15:45

①第1試合 No.1  vs No.18=勝者No.18
コメント:18高校生らしい発想。素晴らしい。
38の作品は15と比較すると弱い

②第2試合 No.10 vs No.29 =勝者No.10
コメント:10高度なテクニック。29古いプランニング。

(5)決勝戦15:45~16:00

No.10 vs  No.18  =優勝 No.18
コメント:18全員一致。

(6)その他

審査委員長特別賞としてベスト8進出のNo.1  を選出
教育・事業委員長特別賞としてベスト8進出のNo.29 を選出

3.審査結果


優勝の静岡県立科学技術高等学校の選手たち

優 勝:No.18
準優勝:No.10
ベスト8:No.1、2、15、21、29、38
審査委員長特別賞:No.1
教育・事業委員長特別賞:No.29