景観まちづくり協議会WG平成22年活動報告 | 公益社団法人 日本建築士会連合会

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景観まちづくり協議会WG平成22年活動報告

●住まい・まちづくり担い手事業の実施

・住まい・まちづくり担い手事業(「建築・まちなみ部門」)の審査について協力を行い、 95団体の応募に対し64団体を選定し推薦を行った。

・これに基づき、当該64団体の支援が決定されている。

●専門家派遣の実施

・「建築・まちなみ部門①建築デザイン、まちの景観の向上、建築資産の活用等に関する活動」の支援団体のうち20団体から専門家派遣の希望があり、支援団体と調整の結果、15団体に専門家派遣を行った。

・専門家決定のプロセスについては、地元の要望に応じてふさわしい専門家をWGで複数推薦した後、プロフィールを地元に送付し、地元が専門家を決定した。その後、協議会より専門家に打診し了解を得たうえで、派遣の調整を行った。

・WG委員による視察も実施した。(広瀬川まちづくり倶楽部、目白まちづくり倶楽部)

〇実施内容

・派遣専門家に期待された内容は、シンポジウムのパネリストや地域資源の調査に関するアドバイスなど、関わり方は多岐にわたっている。

・また、派遣専門家以外にも若手世代の専門家の派遣も実施した。

〇派遣の効果及び課題

・異なる分野の専門家やこれまで関わってきた専門家とは別の新しい専門家との接点ができたことで、地域の活動内容の幅が広がった。

・第三者的な立場として関わることで、日常的に関わっている専門家とは別の視点で地域の活動内容に対してアドバイスすることができた。

・派遣専門家の専門分野やアドバイスが、地元の要望に合致した団体もあり、担い手事業以後も継続的な関わりが期待される。

・当初派遣していた専門家の関わりのある若手世代も派遣することで、若手世代育成の機会とすることができた。また、地域のニーズにあった様々な分野の専門家の派遣等により効果的な専門家を派遣する仕組みづくりが必要である。

・効果的な派遣を行うためには、支援団体や派遣専門家との事前調整によりニーズを把握することが先決であり、これを事務局がサポートすることにより、専門家派遣を効果的に実施することができた。

・シンポジウムや講演会等に単発で派遣する取り組みについては、専門家派遣のような仕組みがふさわしいかについては検討が必要。