TOP高校生の「建築甲子園」実施・応募要領
高校生の「建築甲子園」

今回から応募対象を高専(3年生まで)にまで広げます。

締 切:平成26年10月末日
提出先:学校所在地の建築士会
結果発表:平成26年12月
表彰式:平成27年1月(予定)

建築甲子園は、(公社)全国工業高等学校長協会の「ジュニアマイスター制度」認定プログラムです。

建築甲子園実施応募要項(pdf)


燃えろ!建築甲子園 “地域のくらし”

審査委員長 片山 和俊/建築家、東京藝術大学美術学部建築科名誉教授

古いことだろうか。

一人で自由な気ままな生活が送れる現代に、“地域のくらし”を考えるとはどういうことだろうか。ウェブやスーパーがあれ ば、そこそこ生活ができるのにである。

けれどもどんな住まい方をしようと、人が住むところには地域がついて回る。朝目が覚めて窓から眺める景色、玄関を出て広がる町や自然の様はそれぞれに特有なものである。地域によって人や食べ物、生活手段が違い、音や空気、匂いが違う。どんな生活感やスタイルを持とうとも、生きている限りついて離れないのが暮らす場所、地域の物的・人的環境である。ある人はその環境に愛着をもち、ある人はそこから抜け出したいと考える。同じように見える地域にも人それぞれの異なる思いや暮らしがあり、遠く離れた場所にありながら理解し共感できるのも“地域の暮らし”である。

振り返って見ると現代に至る都市化のプロセスは、かつて日本各地にあった暮らしや豊かな個性に彩られた地域らしさを失ってきた歴史と言えなくもない。日本のどこに行っても同じような町や建物が増え、その町らしい風景や暮らしの生き生きとした姿を見ることが少なくなってしまった。そして様々な事件やひずみ、格差などの社会的な問題が起きる度に、家族や地域から孤立して暮らす個の生活とその危うさが透けて見えてくる。いや逆だ。家族や地域があれば、そういう問題を未然に防げ、救えたのにという思いに駆られることも多い。2年前のあの東北大震災でも、嫌というほど“地域のくらし”の重要さを思い知らされた。

あれば鬱陶しく、無ければ困る“地域の暮らし”、それをここで見直してみよう。昔の束縛の強いものではなく、もっと自由でわくわくするような“地域の暮らし”の現在と未来が考えられないだろうか。その中に建築があればよいが、建築にこだわらなくても良いかも知れない。豊かな地域の暮らしがイメージできれば建築は後からついてくるに違いないからだ。

昨年の第4回高校生による建築甲子園は、全国から68 校(最終審査対象37 校)の参加を得て、無事に終えることができた。勝利した人もあれば、敗北に涙したチームもあったに違いない。勝ち負けは別として良かったことは、これまで自分の廻りしか知らなかった高校生たちが、互いの考えや同世代の広がりを知ったことではないだろうか。地域のくらしは自分たちだけの問題ではないこと、同時に面白い発想や表現をするライバルが結構いることも実感しただろう。審査した我々は、今時の高校生たちも結構やるじゃないかという思いを新たにしている。

同じテーマでは最後になるかも知れないが、今年も例年と同じ“地域のくらし”で続けよう。本質的な課題であり、更なる試みや展開を見みたいと思う。とは言え5 回目になると、これまでの数々の提案があるだけに難しいかも知れないが、君たちの若い感性と疲れを知らない手と体を動かして、新たな“地域のくらし”への提案を生み出して欲しい。期待して待っている。

(来年度早い時期に、来年以降のテーマについて教育事業委員会に諮る予定である。)

※「建築甲子園」は、公益社団法人全国工業高等学校長協会の「ジュニアマイスター制度認定プログラム」です。

1.応募対象者

建築教育課程のある工業高校、高等学校、工業高等専門学校(ただし、3年生までとする)を対象とし、教員が監督、同校在学生を選手としたチーム編成での応募とします。

2.応募要領

建築甲子園では、「地域のくらし」をテーマに、皆さんが育ってきた住まいと家族、地域の人々・環境との関係性についての記述やそこから生まれる建築設計を重視しています。
地域の記述とすまいの提案についての比重の掛け方や表現方法は皆さんにお任せいたします。
テーマの理解度、提案度、具体性、独創性、表現力(プレゼン)等から審査をします。

2-1 家族構成

皆さんが、家族や兄弟と、あるいは一人で暮らす、また、何家族かとともに暮らす場合などによる住まいを提案してください。

2-2 敷地

実際のお住まいの地域を原則としますが、皆さんの希望や期待を込めた想定のもとでの設定も可とします。

2-3 住まいと地域の関係

住まいのある地域の歴史、環境、景観などと住まいがどのような関係にあるのかを図面と記述によって表現してください。

2-4住まいのデザイン

簡潔な図面、文章、写真によって、そこで繰り広げられる暮らしがイメージできる表現を求めます。


建築甲子園応募申込書

参考

以下の提案ボリュームモデルを参考に、表現したい内容により自由に考えて、若さあふれる創意工夫ある提案をお願いいたします。

●みなさんの地域の記述・表現について

図面による表現  :近隣説明図・景観特徴説明図や写真などを使ってください。
文章記述による表現: 800字程度を限度とします

●すまいの提案に関する記述・表現

建築概要:構造・規模
面積表
工事要旨:新築・増改築など
図  面:配置図・平面・立面・断面図 1:100程度
スケッチ(付近の景観が分るもの・表現したい部分)数点
設計要旨: 800字程度を限度とします

3.応募作品の提出について

3‐1 提出作品

応募作品の提出について

・作品の提出は、各校で選抜してください。
・応募点数は、1校3点以内とします。
・作品は、スチレンボードなど丸まるくせの少ない台紙を使用し、最終的にA1判横使い(A2判2枚またはA3判4枚の貼り合わせでも可)パネル1枚になるように取りまとめてください。
ただし、額装は不要です。
・模型がある場合は、写真にして組み入れてください。

3‐2 提出期限

・平成26年10月末日
・郵送の場合は当日の消印有効とします。
・持参する場合は、土・日・休日を除く午前10時~午後5時迄とします。

3‐3提出先

学校所在地の都道府県建築士会

3‐4 提出方法

連合会または建築士会のホームページにある所定の応募申込書(A-4版の用紙)を、応募作品と一緒に提出してください。

3‐5 質疑応答

質疑応答は行いません。

4.審 査

4‐1 審査の流れ

応募された作品は、先ず、県大会予選(都道府県建築士会単位での審査)を行います。
県大会予選で選抜された作品が全国選手権大会(連合会の審査)へ提出されます。
*県大会予選の実施方法については、別途に各都道府県建築士会から案内します。

4‐2 全国選手権大会審査員会

審査委員長 片山和俊(東京藝術大学名誉教授)
審査員   本会の教育事業本委員長、まちづくり委員長、青年委員長、女性委員長

5.賞及び入賞発表

5‐1 入賞及び賞金

①優勝1点 7万円、
②準優勝1点、5万円
③ベスト8(①、②を除く6校)、3万円
④審査委員長特別賞、2万円
⑤奨励賞(全国選手権出場全校) 1万円
各賞に応じて賞状を監督、選手全員に贈ります。賞金を受賞チームへ贈ります。

5‐2 入賞発表

平成26年12月(予定)。

6. 応募作品の返却

ご希望により応募作品を着払い宅配便で返却いたします。返却に要する費用は申込者の負担とさせていただきます。

7. 著作権

入賞作品の著作権は入賞者に帰属しますが、本会が競技に関する公表(ホームページ、出版を含む)をする場合は、その権利を無償にて使用できるものとします。

8. お問い合わせ先

(公社)日本建築士会連合会 建築甲子園事務局(担当:事業部/阪本・高橋)
TEL 03-3456-2061  FAX 03-3456-2067
mail jigyo1@kenchikushikai.or.jp
http://www.kenchikushikai.or.jp/