第52回建築士会 やまがた大会 「建築士交流セッション」 | 公益社団法人 日本建築士会連合会

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建築士交流セッション

建築士交流セッションB
(地域資源の活用と市民連携による「もの・まち・くらしづくり」-地産地消の住まいづくりから新たな可能性への遵を探る-)

会場:  山形市総合スポーツセンター/大会議室
日時:  平成21年10月16日(金) 12:30~14:50
定員:  200名
形態:  ディスカッション

セッションBでは、午前中に実施される山形県建築士会によるセッションA(テーマ:“地域の資源を活かした市民とささえあう地域づくり”)を受けて、これまで、全国大会“屋台村”に出展された地域貢献活動や、まちづくり活動、地域実践活動などの中から、地域資源に着目し、地域一丸となって地産地消の住まいづくりと景観まちづくりに取り組んで具体的な成果に結びつけている事例を紹介します。さらに今後、建築士が、地域資源を活用し、その地域ならではの「もの・まち・くらしづくり」にどう取り組むのか、また、地域の住民、行政、NPOなどとの連携によって活動の輪を広げ、地域づくりや入づくりにどう結びつけていくのかについて、全国の建築士が語り合う。

1.「地域交流セッション報告」
午前中に行われた「地域交流セッションA」の結果報告を、金山住宅モデルによる地産地消の住まいづくりと景観まちづくりの事例を中心に行う。

2.「事例報告」
全国の建築士会で進められている地域資源を活用した地域連携型の活動事例(地域一丸となって地産地消の住まいづくりと景観まちづくりに取り組んでいる事例)について、報告を行う。

3.「討論」
建築士が取り組む地域資源の活用と市民連携による「もの・まち・くらしづくり」の仕組みや成果について会場も交えてディスカッションを行う。


建築士交流セッションC (社会・組織型セッション)

会場:   山形市総合スポーツセンター/第2体育館
日時:  平成21年10月16日(金)10:30~12:30
定員:  300名
形態: パネルディスカッション
テーマ: 「社会制度の活用と建築士の社会的位置付け」

ここ数年で建築業界が激変した。建築基準法の改正、建築士法の改正による新たな建築士制度の制定や受験資格・資格試験の見直し、告示の新設による工事監理ガイドラインの策定や報酬基準の見直し等が行われ、住宅供給者に対する瑕疵担保履行法も施行されます。さらには「業」を行う建築士に法定講習も義務付けられ、実際に「業」を行う建築士が限定されます。これらの背景から、多くの負担と不安に直面した会員も多いのではないのでしょうか。

一方、生活者は安心安全な居住環境を求め、情報を収集し、実際に業務を依頼する際にはさまざまな条件のもとに「建築士」を選択するのではないでしょうか。このような新しい時代の中で「選ばれる建築士」になるための手法を考えます。

これには個々の建築士の意識の改革が必要であると同時に、業務に対して特異性を持つことのほか、消費者保護を目的に始まった専攻建築士制度への登録や、社会貢献としての地域活動への参加など、付加価値のある建築士になる必要があると思います。

そこで、このセッションでは、建築士会の制度に関して再認識を行い、その社会制度の活用と建築士の社会的位置付けについて、特別講演とパネルディスカッションにより考えます。


セッションD (いまさら聞けない「新しい建築士制度」・・・大きく変化した3つの「情報」)

会場:  山形市総合スポーツセンター/第1会議室
日時:  平成21年10月16日(金) 10:30~12:30
定員:  100名
形態:  基調講演・ディスカッション

建築物の安全確保に関する問題が、建築基準法や建築士法の大改正に発展したのは記憶に新しいところです。これからの建築士にとって、次の3つの「情報」への適切な対応がいま求められています。

1.「資質向上のための情報」
建築士に対する3年ごとの定期講習、管理建築士の管理建築士講習の義務化。また、構造・設備設計一級建築士資格取得のための講習。2009年10月には、住宅瑕疵担保履行法も施行されます。このような状況において、建築士が業務を担うための「資質向上のための情報」を考えます。

2.「明示すべき情報」
制度改正は、建築確認申請手続きや検査業務の厳格な対応を要求しています。設計や工事施工に伴う発注者等への重要事項の説明の義務化、事務所の業務実績の監督官庁への年次報告、若い建築士向けの工事監理のマニュアルの作成など建築士が自主的に行う「明示すべき情報」を考えます。

3.「公開される情報」
制度改正は、建築士に対して監督官庁の行政処分の厳格化やその公表などを進めています。建築士の登録情報の一部は、個々の処分情報を含めデータベース化されるなど、これから社会で強制的に「公開される情報」を考えます。これら建築士に関する「情報」は、法改正により義務化されたものも多く、その対応とともに業務量の増加に混迷している方も多いと思います。セッションDでは、建築士の職能が社会に貢献し、仕事を的確に進めていく上での「情報」について「いまさら聞けない」話まで、もう一度皆様と一緒に考えていきたいと思っています。是非、このフォーラムにご参加下さい。


コラボパーティー (大懇親会〉

会場:パレスグランデール
日時:平成21年10月16日(金)17:30~19:30
定員:400名
形態:懇親会

会場では、花笠おどりをはじめ、郷土芸能をご堪能いただきながら、山形の風土が育てた食文化を味わい、おいしい地酒を存分にお楽しみ下さい。

数多い山形の食を取り揃えて、皆さまをお迎えいたします。ぜひ来てけらっしゃい!