地域に根ざした建築士からの提言と実践 | 公益社団法人 日本建築士会連合会

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コミュニティ・アーキテクツ」シンポジウムについて

社団法人 日本建築士会連合会

現在わが国の地域コミュニティは、経済面、社会面の変化により、生活スタイルや空間スタイルを含めて、構造的に地域コミュニティのあり方を変えざるを得ない状況にあると考えられます。

地域コミュニティにおけるまちづくりの主役は地域住民です。しかし生活再編、空間再編も含めて総合的なまちづくりを実現していくには、その担い手を的確にサポートする「行政」と「専門家」の存在が必要不可欠です。殊に我々建築士が望む「建築づくりを通した良好な景観街づくり」まで踏み込んだ成果を挙げるには、建築まちづくりに関わる建築技術者集団のリーダー的役割を果たす専門家の存在が欠かせません。

この社会的要請に対し、建築士の責務として、また建築士の業務拡大への一歩として職能者の立場での積極的な対応が必要とされると考えられます。 そこで、地域コミュニティをフィールドにして活動する建築士を「コミュニティ・アーキテクト」と呼び、今日のコミュニティ社会のニーズを構造的に把握しつつ、それに応えるために「コミュニティ・アーキテクト」が具備すべき資質・能力とは何か、また、その能力を十二分に発揮できる業務環境をどのように作り出すべきかを皆さんと考えていきます。