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番号:【2014.10-025】

情報:PCリングを用いた杭頭半固定工法の開発と展開 キャプリングパイル工法とキャプテンパイル工法

発信:建築技術等部会 浦江真人(東洋大学)

従来の杭頭接合工法は、杭頭鉄筋を基礎に十分長く定着させ、杭頭を剛接合する固定工法が一般的である。杭頭半固定工法(杭頭半剛接合法)は、従来型の固定工法と比較して、地震時の杭頭曲げモーメントを低減し、杭材の応力集中を緩和し、全長にわたって地震に抵抗するので耐震性向上も図れる特徴がある。杭頭の半固定機構には、杭頭径を縮小するタイプが多く開発されているが、この方法は、回転剛性だけでなく、水平力伝達性能も減少させ、水平変位が生じる懸念がある。

キャプリングパイル方法(CP工法)とCP工法をベースにしたキャプテンパイル工法(CTP工法)は、施工が容易で杭頭部の納まりがよく、コスト削減効果が評価され、社内外の多数の現場で適用されている。CP工法およびCTP工法は、杭径よりやや大きな内径を有するリング状部材(PCリング)を杭頭にセットし、杭体とPCリングの隙間にモルタル(セメントミルクも可)を充填する工法である。PCリングは、工場、現場(敷地内、杭頭上)のどちらでも製作できる。

出典:建築技術2014年10月号 「連載 新時代を拓く最新施工技術(第60回)

著者:福島隆+宮田章+齋藤一(鹿島建設)

監修:日本建築学会 建築社会システム委員会 建築生産小委員会

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