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番号:【2014.10-024】

情報:建物管理のための施工段階における情報管理のあり方

発信:建築技術等部会 浦江真人(東洋大学)

建物所有者の多くは、建物の建設費ばかりにコスト意識が集中し、完成後の建物を管理するコストを重視しない場合が見られる。長期にわたる建物管理を広い視点で考えていない場合には、①修繕工事などの履歴を分析していないため、同じような修繕を何回もしてしまう、②竣工時の建物情報の散逸などにより、建物に変更があった場合、知らずに法違反する場合がある、③事後保全(壊れたら直す)の場合が多く、突発的な支出が発生する、④管理担当者が変わると建物管理に関する履歴などの引継ぎがスムーズになされない、という問題発生が懸念される。

本稿は、竣工後の建物管理の中の特に情報管理に関するIT技術を中心とした紹介である。今回、建物所有者の建物管理業務の効率化や予防保全を支援する建物履歴管理システムichroa(アイクロア)を開発した。その主な機能は、①【管理工程】保全情報の記録保存、②【建物日誌】修繕、改善情報の記録保存(データベース)、③【エネルギー管理】エネルギー使用量の記録保存、④【電子書庫】エクスプローラー形式の保管場所、⑤【分析】データベースの簡易分析、⑥【検索】データベースの検索、⑦【カレンダー】スケジュール表示、⑧【出力】帳票類の作成、⑨【建物情報管理】管理する建物の基本情報、である。

出典:建築技術2014年9月号 「連載 新時代を拓く最新施工技術(第59回)

著者:曽根巨充(前田建設工業)

監修:日本建築学会 建築社会システム委員会 建築生産小委員会

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