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番号:【2014.07-019】

情報:140m超高層建物における閉鎖型解体工事「テコレップシステム」 旧グランドプリンスホテル赤坂解体工事への適用

発信:建築技術等部会 浦江真人(東洋大学)

建物高さ138.9m、地上39階塔屋1階の鉄骨造で竣工後32年が経った超高層建物の解体工事の報告である。100m以上の超高層建物を解体する場合は、上空の強風の影響などや、工事騒音の拡散、工事粉塵の飛散拡散が考えられる。また、建物が密集しているような立地条件では、解体部材の飛来落下も想定される。

「テコレップシステム」は、建物最上部近傍の側面と上面を、仮設のキャップをかぶせるようにして覆い、すべての解体工事をこの閉鎖された空間の内部でおこなうことを最大の特徴としている。最上階の一つ下の階をくりぬく方法で1~2フロアの解体をおこない、キャップ構造全体を一体的に自動降下(ジャッキダウン)する機能を有している。基準階の解体工事は、重機を5台使用して1サイクル(2フロア)8日間を基本としておこなった。上層階から解体部材を下す際に発電をおこなう「荷下ろし発電」機能を有している 。

出典:建築技術2014年4月号 「連載 新時代を拓く最新施工技術(第54回)」

著者:市原英樹(大成建設)

監修:日本建築学会 建築社会システム委員会 建築生産小委員会

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