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番号:【2014.03-017】

情報:RC基礎梁の開孔補強技術 大開孔基礎梁工法(K型Slim補強工法)

発信:建築技術等部会 浦江真人(東洋大学)

RC造では、設備配管などの梁の貫通孔の直径は梁せいの1/3以下、また、複数の貫通孔を設ける場合には、貫通孔の芯同士を開孔径の3倍以上離すことがとすることが望ましいとされている。このため、基礎梁には設備配管の点検のために直径600mm程度の人通孔が設けられることが多く、設計応力から定まる必要梁断面よりも大きな1800mm以上の梁せいが必要となり、土工事と躯体工事のコストアップにつながっている。

大開孔基礎梁工法(K型Slim補強工法)は、梁せいの1/2程度の直径の貫通孔が可能な開孔補強工法で、最大1200mmまで縮小可能である。K型Slim補強工法は、K型補強筋、開孔際あばら筋、開口部あばら筋の3種類で構成されている。K型補強筋は、材軸に沿った2本の鉄筋と材軸から角度もって斜めに延びた2本の鉄筋を鋼板に溶接して一体化した補強筋である。開孔際あばら筋は、開孔中心より45°方向に引いた直線が引張鉄筋重心と交わる位置よりも開孔側に配置されたあばら筋である。開口部あばら筋は、開孔部の上下の弦材部分のあばら筋である。

出典:建築技術2014年3月号 「連載 新時代を拓く最新施工技術(第53回)」

著者:石岡拓+清水隆(戸田建設)

監修:日本建築学会 建築社会システム委員会 建築生産小委員会

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