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番号:【2014.02-017】

情報:耐火集成材「燃エンウッド」を用いた木造建築物の施工技術の開発と実施

発信:建築技術等部会 浦江真人(東洋大学)

平成22年10月「公共建築物等における木材利用の促進に関する法律」が施行され、国が木造化・木質化政策を推進する中で、技術開発によりこれまで実現が困難だった耐火構造の木造部材が開発され、大規模な木造建築プロジェクトが実現するようになった。竹中工務店は、大断面耐火集成材「燃エンウッド」を開発・実用化し、「サウスウッド」と「大阪木材仲買会館」に適用された。

「燃エンウッド」は、木素材の燃焼・炭化を抑制するためにモルタルを部材内部に“熱吸収材料”として挿入したもので、外側から「燃え代層」「燃え止り層」「荷重支持部」の3つの部分から構成されている。2011年に柱および梁の性能評価試験に合格し、耐火構造部材(1時間)としての国土交通大臣認定を取得した。

サウスウッド(横浜市)は、地下と1階がRC造、2階~4階のRC造の外周3方に燃エンウッドの柱・梁架構(床面積の約50%)が設けられている。大阪木材仲買会館(大阪市)は1階および2階床までがRC造で2~3階の約80%が木造である。9mスパンに775×470mmの燃エンウッド梁が用いられている。

出典:建築技術2014年2月号 「連載 新時代を拓く最新施工技術(第52回)」

著者:高橋圭吾+鈴木貴士+濱田幸弘+平池拓美+小林道和(竹中工務店)

監修:日本建築学会 建築社会システム委員会 建築生産小委員会

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