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番号:【2013.11-014】

情報:作業周辺の環境に配慮した新しい耐震補強技術 Trench-A工法・鉄骨ブレース無溶接耐震補強工法

発信:建築技術等部会 浦江真人(東洋大学)

Trench-A工法は、RC造やSRC造の既存躯体と増設されるRC壁や鉄骨ブレースなどとの接合部のせん断伝達要素(シアキー)に鉄骨アングルを用いるものである。電動カッターで溝を掘り込み、掘り込んだ溝にアングルを挿入し、エポキシ樹脂で固定し他端部を増設部材側に定着させ、アングルにせん断伝達要素の機能を持たせている。あと施工アンカー施工方法に比べ騒音・振動の低減が図れる耐震補強工事の居ながら工事に適した工法である。

鉄骨ブレース無溶接耐震補強工法は、現場溶接のもつ課題を解決するために、鉄骨造の既存H型鋼柱の弱軸方向に接着剤を用いて引張ブレースを取り付ける工法である。現場溶接は、火花養生が必要なこと、下向きの溶接姿勢のみの施工が事実上不可能なこと、既存躯体が溶接に適さない材質の場合があることの溶接部の品質面に課題がある。

出典:建築技術2013年11月号 「連載 新時代を拓く最新施工技術(第49回)」

著者:松浦恒久(安藤ハザマ)

監修:日本建築学会 建築社会システム委員会 建築生産小委員会

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