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番号:【2013.05-009】

情報:台中卵れき層部におけるRC構真柱の施工
発信:建築技術等部会 浦江真人(東洋大学)

卵れき層とは、拳から人の頭大の礫が堆積し、その間隙部に砂あるいは粘土が充填されたもので、台湾中部の台中市およびその周辺に存在します。卵れき層は、機械による掘削が困難で、当地では人力による深礎工法が発展・確立しています。

今回紹介されているのは、地上35階地下6階塔屋3階建、RC造で全287戸のハイグレード免震マンションの施工技術についてです。コストダウンの目的で鉄骨構真柱から深礎工法を応用した本設のRC柱を構真柱として使用する工法に変更されました。現地では、山留壁を連続で構築する方法は確立されていましたが、これを発展させて、本設柱の構造寸法で仮枠に使用するコンクリート壁を構築しながら、掘削を繰り返す方法が考案されました。掘削の深さは24mになります。

海外での建設工事は、文化の違いから来るストレスや苦労も大きく、その国の習慣や状況に合わせ、現地化した技術に育てることが大切です。最近では、超高層建築を地元ゼネコンが施工することも多く、PC工法のような複雑な施工管理が求められる場合には、日系ゼネコンが優位であると思われます。

出典:建築技術2013年6月号 「連載 新時代を拓く最新施工技術」
著者:大濱光博(大成建設)
監修:日本建築学会 建築社会システム委員会 建築生産小委員会

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