2011年 第2回 高校生の建築甲子園 建築甲子園表彰式 | 公益社団法人 日本建築士会連合会

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第2回建築甲子園表彰式

今年度第2回の建築甲子園では、昨年の決勝戦の再現となる優勝校と準優勝校の再対戦となり、昨年準優勝の静岡県立科学技術高等学校がリベンジを果たし、優勝校となりました。

表彰式は、去る1月18日に片山審査委員長をはじめとした関係者が同校を訪問し、執り行いました。 また、表彰式に続いて、片山審査委員長より優勝作品等の講評と「まちみちすまいの展開」と題した講演を先生・生徒の皆様の前で行いました。

優勝校選手、監督、学校関係の皆様、おめでとうございます。

優勝チームを囲んで

左から静岡県建築士会八木委員、朝比奈副会長、連合会衛藤教育事業本委員長、片山審査委員長、洞口選手、村越選手、中根選手、牧田選手、藤井監督、岩辺先生、藤井校長先生

優勝チーム

左から

洞口選手、村越選手、中根選手、牧田選手、藤井監督


表彰状授与





講演を行う片山審査委員長

表彰式

生徒さん、先生との全体写真

謝辞 選手代表:洞口由宇

この度は、優勝という素晴らしい賞をいただきありがとうございました。 この建築甲子園は、高校最後のコンペ、三年間の集大成でもあるので今までやったコンペで一番の作品にしなければいけないと思い、四人でときには夜遅くまで取り組み去年の先輩たちにも負けないような作品を仕上げたつもりです。

テーマが昨年と同じく「地域のくらし」ということで、私たちが住んでいる地域、静岡で大切に守っていくべき伝統を取り入れた建築を設計しました。

プランニングのときに、まず静岡で有名なものを挙げていった中で東海道53次というワードが出て、昔の東海道の宿場のような雰囲気が現代の地域のくらしには必要だと思い、このワードを掘り下げて考えていきました。そこで考えた結果、数ある静岡の宿場の中で最も身近な丸子宿を設計地として、そこに地域の人だけでなく旅人など多くの人たちが交流していけるようなくらしのできる建築になっていきました。

しかし、さまざまな問題もあり、静岡で行われた予選の際にプレゼンでいろんな質問やアドバイスを受けました。言われた言葉の中に、今回の設計は地域のくらしがこの敷地の中で完結してしまっているのではないかというものがありました。 今まで設計してきた作品も含めても、建築によって設計地からその周辺の地域にも影響を与えていくということはとても大変に感じていて、今回はいつも以上に考えてはいたのですが、やはりまだ、設計したものが広がっていくその先までは、つかみきれませんでした。 しかし、今までよりも広い範囲をみつめて設計し、プレゼンで様々な話を聞き、建築に対して、さらに深く考えられるようになったと思います。

難しいテーマで、学校の課題もある中でとても苦労したコンペでしたが、その分 多くのことを学ぶことができました。 これから、四人それぞれ違う進路に進んでいきますが、今回の経験を生かしてがんばっていきたいと思います。 本当に素晴らしい賞をありがとうございました。

日時

平成24年1月18日(水)15:15~16:15

場所

静岡県立科学技術高等学校

出席者

●主催者側

日本建築士会連合会 建築甲子園 審査委員長・建築家東京藝術大学美術学部建築科名誉教授  片山和俊
日本建築士会連合会 教育事業本委員長  衛藤照夫
静岡県県建築士会 副会長  朝比奈清久
静岡県建築士会 青年企画委員会委員  八木紀彰

●優勝校側

静岡県立科学技術高等学校 校長  藤井茂男
静岡県立科学技術高等学校 教頭  櫻井正憲
静岡県立科学技術高等学校 建築デザイン科長  岩辺薫

優勝チーム

優勝選手/静岡県立科学技術高等学校 3年生  洞口由宇、村越勇人、中根賢人、牧田光
優勝監督/静岡県立科学技術高等学校 教諭  藤井邦光

次第

主催者側あいさつ 衛藤委員長 朝比奈副会長
学校側あいさつ 藤井校長
出席者紹介
表彰式
謝辞 選手代表3年生 洞口選手
講評 片山審査委員長
講演「まちみちすまいの展開」 片山審査委員長
記念写真撮影
閉会