2010年 第1回 高校生の建築甲子園 ~地域のくらし~ 審査経過 | 公益社団法人 日本建築士会連合会

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審査の進め方

■第一回戦
①応募全作品に対して各委員A、B、Cの評価をつける。
②各委員イチオシの作品をシード校とする。シード校は第1シードから第3シードとし、シード校はベスト8から登場させる。
③シード校を含め計13点を選出する。(シード校がベスト8から出るため)
■第二回戦
①シード校を除く一回戦勝ち上がり10校が対戦し、勝者5校がベスト8へ勝ち上がりとする
②二回戦前に決勝までの組み合わせ抽選をアミダくじで決める。

■準々決勝(ベスト8)から決勝まで
①シード校3校と勝ち上がり5校の計8校によるトーナメントとする。
②組み合わせ抽選は、アミダくじによる。

■ 1回戦

①先ず、審査方法に基づきシード校候補として各委員4点を推挙
審議の結果、第1シードNo.18、第2シードNo.2、第3シードNo.13を選出、ベスト8に進出
No.3、4、7、9、12、15、21、25、29、32の10校が2回戦進出

■ 2回戦

①第1試合 No.21 VS No.9 =勝者No.21
21に社会問題意識が感じられ、テーマにもふさわしい

②第2試合 No.3 VS No.29 =勝者No.3
安心感は29だがメーカー住宅のようだ。3は問題点もあるが、発想は楽しくおもしろい。僅差の勝負

③第3試合 No.7 VS No.32 =勝者No.7
両者ともていねいによく調べている。7は計画がしっかりしていて増築の仕方を紐解いている。32は実体化するときのもう一工夫がほしい

④第4試合 No.25 VS No.12 =勝者No.12
12は地域性をしっかりとらえ暮らし方のイメージ提案がよい。25は敷地が広大すぎるか

⑤第5試合 No.4 VS No.15 =勝者No.15
15はプランの連続性がよい。4は暗く寒い場所に明るさを求める姿勢はよいが、プランとして建築的にいかがなものか 具体的に模型があればよかった

■ 準々決勝

①第1試合 No.18(第1シード) VS No.21 =勝者No.18
18 1年生でここまで具体的に書けるのは驚愕、将来が楽しみである。シード校強し

②第2試合 No.3 VS No.7 =勝者No.7
リアリティの問題

③第3試合 No.2(第2シード) VS No.12 =勝者No.2
2うますぎる

④第4試合 No.13(第3シード) VS No.15 =勝者No.13
13女性的な割りに男子生徒の作品 監督が女性であった プロポーションもうまい

■ 準決勝

①第1試合 No.18 VS No.7 =勝者No.18
直感的には18だが分析力は7。7は分業のためか?パンチ不足 図面表現の力強さがほしい。18牧歌的だが暮らしの楽しさがある

②第2試合 No.2 VS No.13 =勝者No.13
りんごとイチゴの戦い。2はややプラン力が弱いか。13は時間をかけて読み込むとよさがわかる 建築的にもこちらが上か

■ 決勝戦

No.18 VS No.13 =優勝 No.18
18高校生とは思えない。13仕上げ仕様~高校生のものか~工業高校では教えているはず。18模型がなかったほうがよかったか。13提案力で勝るか。18リアリティは低いが表現力は圧倒的。13細かいところまで考え抜かれている

最終投票、満場一致で18を優勝とした。
その他、2回戦敗退校からNo.9を特別賞とした。


対戦組み合わせ/勝敗結果