信頼できる建築士の証

建築士の仕事が一般に理解されにくいのは、多岐にわたった複雑で専門性の高い広い職域のためだと思われます。ひとりの建築士が建築に関わるすべてのことを責任ある仕事として行うことはできませんが、建築士は自らの専門を表示し、信頼ある仕事をすることが求められています。建築士の信頼を求められている今、専門家が協同する相手の業務を理解して、はじめて「良好な協同と良質なものづくり」ができるといえます。

建築士会では、社会的背景に先んじ、消費者保護の視点に立った高度化多様化する建築士の職域〔8つの専攻領域〕に分かりやすく表示し、建築士の役割と責任を市民・ユーザーに明確に表示する制度「専攻建築士制度」を2004年より実施し、すでに現在約1万3800名以上の建築士が登録し活動ています。

専攻建築士は、責任ある立場の実務経験3件と規定CPD単位を年間12単位を取得し5年毎に登録更新します。


専攻建築士って何?

建築士は「建築士法」に定められた資格をもって、建物の設計・工事監理を行う建築のプロフェッショナルです。建築士の資格は、国家(知事)試験により国や都道府県から与えられたもので、一級、ニ級、木造の3つの資格にわかれており、建物の規模、用途、構造に応じて、取り扱うことのできる業務範囲が定めらています。しかし、建築士のすべてが、実務経験があり、設計監理や構造計算ができるとはいえません。
多種多様にわたる建築知識の専門技術は高度化し、職能の専門性を求められる今、医師のように専門表示する制度として、建築士会がはじめた自主制度が専攻建築士制度です。専攻建築士は、建築士としての5年以上のキャリアを持ち、実務実績と研修等の規定のCPD単位を建築士会が確認認定し、建築士自らの専門領域を表示します。専攻建築士であることは、建築士として責任ある立場で仕事をする「建築の専門家の証」です。

専攻建築士の専攻って何?

建築士の専門表示をするために、建築士の専門職能を8つの専攻領域に分けました。専攻建築士は、まちづくり、統括設計、構造設計、設備設計、建築生産、棟梁、法令、教育・研究、の専攻を選択し、あわせて専門分野(得意分野)を表示することができます。

専攻建築士は建築士と何が違うの?

建築士の資格は取得後更新することはありませんが、専攻建築士は5年毎の登録更新があり、研修や地域活動、専攻領域の仕事を実績として積み上げていることが確認されます。建築士としての職能知識や技術の向上を行っている「信頼できる建築士」が専攻建築士です。

専攻建築士ってどこにいるの?

専攻建築士は、各都道府県の建築士会に登録されています。また、建築士会のホームページで専攻建築士のポートフォーリオが公開されています。

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